- モンシロチョウって産まれてからどれぐらいの期間生きるの?寿命は?
- モンシロチョウの成虫はどれぐらい生きるの?
この記事では、これまでの実際の飼育記録を基に、モンシロチョウが卵から孵化してからどれぐらいの期間生きるのかを解説します。
最初に結論を記載します。個別の解説を知りたい人は、この記事を最後までお読みください。
- 卵の期間は約3日
- 幼虫の期間は約10日
- 蛹の期間は約7日
- 成虫の期間は約2週間
- モンシロチョウの寿命は1か月~1か月半程度
(※越冬しない個体が卵から成虫になる一般的な期間であり、個体により異なります)
モンシロチョウの世代交代のサイクル
いきなり質問です。モンシロチョウの世代交代のサイクルは以下のどちらでしょうか?
【回答①】1年に1回世代交代する。
【回答②】1年に何回も世代交代する。
答えは②の「1年に何回も世代交代する」です。
地域的な違いもありますが、モンシロチョウは暖地で一般的に、1年に6~7回の世代交代を行います。暖地では蛹で越冬した個体が4~5月頃に成虫(第1化)となり卵を産みます。その個体が5月頃から成虫(第2化)になり、その後も年内に数回世代交代を行います。
ちなみに、寒冷地での世代交代は年に2~3回程度です。地域によって世代交代の回数は大きく異なります。
卵から成虫になるまでの期間
卵から成虫になるまでの期間は、時期や地域によって異なります。ここでは、越冬しない個体が卵から成虫になる一般的な期間を解説します。
卵の期間
モンシロチョウは産卵してから孵化するまでに3日程度かかります。モンシロチョウの卵は、産卵直後は白色の楕円形ですが、孵化が近づくと黄色に変色します。
幼虫の期間
モンシロチョウは、卵から孵化したあと、基本的には4回脱皮を行って蛹になります。孵化直後の幼虫を1齢幼虫といい、1回脱皮をした後の幼虫を2齢幼虫といいます。その後は脱皮を繰り返すたびに、3齢幼虫、4齢幼虫となり、蛹になります。
モンシロチョウの幼虫は産まれた時から蛹になるまで緑色をしています。幼虫の期間(1齢幼虫から4齢幼虫まで)は10日程度です。孵化直後は数ミリ程度の非常に小さい幼虫ですが、10日間で3㎝程度まで大きくなります。
蛹の期間
4齢幼虫のあとは蛹になり、羽化していきます。
蛹になる前段として、モンシロチョウは前蛹という状態になります。幼虫の体が小さくなり、蛹になる準備をします。
前蛹になって1日程度経過すると蛹になります。前蛹から蛹が羽化するまでは7日間程度かかります。
成虫の期間
モンシロチョウの成虫は一般的には2週間程度生きると言われています。
モンシロチョウの寿命まとめ
モンシロチョウは中型のシロチョウ科の蝶で、アゲハチョウ科の大形の蝶と比較して寿命は短い傾向があります。冒頭に記載した通り、モンシロチョウの寿命(卵から成虫まで)は1か月~1か月半程度となります。
- 卵の期間は約3日
- 幼虫の期間は約10日
- 蛹の期間は約7日
- 成虫の期間は約2週間
- モンシロチョウの寿命は1か月~1か月半程度
(※越冬しない個体が卵から成虫になる一般的な期間であり、個体により異なります)
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