キベリタテハは高山蝶ではありませんが、本州では標高が高い場所にのみ生息するタテハチョウ科の蝶です。翅の縁が黄色で、その内側に青色の斑点がある美しい蝶です。
この記事では、これまでに観察したキベリタテハの写真を紹介します。
キベリタテハの紹介
分布 | 北海道、本州 |
生息環境 | 北海道では平地や山地、本州では標高の高い山地 |
発生回数 | 年1回 |
成虫が見られる時期 | 新成虫は7月から8月頃。越冬個体は7月頃まで。 |
越冬の状態 | 成虫で越冬 |
食草 | ダケカンバなど |
亜種 | なし |
キベリタテハは、北海道では平地でも見られますが、本州では標高1,500mから2,500m程度の標高の高い場所に生息する蝶です。成虫は樹液や獣の糞などの汁をエサにしています。キベリタテハは見た目が似た種がいないため、種の同定に苦労することはありません。
キベリタテハの写真集
長野県阿智村
長野県阿智村には2000年から2010年頃まで定期的に行っていましたが、安定してキベリタテハを観察することができました。俊敏に飛翔しますが、地面によく止まるため、カメラでの撮影は比較的簡単でした。
栃木県日光市
栃木県日光市はゼフィルスが多く生息する場所であることから、7月にゼフィルスの観察を目的として良く行っていました。試しに時期をずらして8月に行ってみたところ、キベリタテハを観察することができました。綺麗な個体であったことから、越冬種ではなく、この年に成虫になった個体であると思われます。
長野県大町市
長野県大町市でクモマツマキチョウを探していたところ、キベリタテハが観察できました。この時期に見られるキベリタテハは、前年に羽化した越冬個体ですので、翅が痛んでいる個体ばかりでした。
写真の利用について
この記事に限らず、このブログに掲載している写真はフリーに使っていただいて問題ありません。注意事項を以下に記載しますので、ご一読下さい。
- このブログに掲載している全ての写真は、基本的に自由に使っていただいて問題ありません。事前連絡も不要です。
- ただし、出典及びリンク(URL)は必ずご記載いただきますようお願いします。特に、インターネット上に当ブログの写真を掲載する場合は、リンク先の掲載を必ずお願いいたします(リンク先:https://www.choublog.site/)。
- サイズの大きい画像をご希望の場合等については、お問い合わせフォームから個別にお問い合わせをお願いします。
コメント