ムラサキシジミ~珍しい?生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

蝶の図鑑
こんにちは!Nao(Xアカウント:@fujimidori123)です!

ムラサキシジミは本州から沖縄まで広い地域で見られ、市街地近郊でも普通に見ることができる蝶です。翅の表面が美しい紫色をしているのが特徴です。

この記事では、これまでに観察したムラサキシジミの写真を紹介します。

ムラサキシジミの紹介

2016年2月14日千葉県流山市のムラサキシジミ
分布本州、四国、九州、沖縄
生息環境平地、山地
発生回数年3回程度
成虫が見られる時期周年
越冬の状態成虫で越冬
食草アラカシ、イチイガシなど
亜種なし

ムラサキシジミは翅の表面に美しい紫色があることが特徴です。年3回の発生で、成虫で越冬するため、1年を通して観察できる蝶です。冬季でも、暖かい日であれば冬眠から目覚めて飛び回ります。日中は積極的に活動はしませんが、夕方ごろになると活発に活動し、樹の周りを飛び回ります。越冬前は樹液を吸ったり、地面で吸水をしたりしますが、越冬後は花の蜜を吸うようになります。

分布は本州から沖縄までと広く、市街地近郊でも普通に見られる蝶です。東京都区内でも見られます。

似た主としては、ムラサキツバメとルーミスシジミがいます。ルーミスシジミは生息地が極めて局地的であることから、普段の生活の中で目にする機会は基本的にありません。ムラサキツバメは、以前は南方にのみ生息していましたが、近年は関東でも普通に見られるようになったので、種の同定には注意が必要です。

ムラサキシジミの見分け方

ムラサキシジミの見分け方

ムラサキシジミとムラサキツバメは、後翅の尾状突起の有無で見分けることができます。ムラサキツバメは尾状突起があるのに対して、ムラサキシジミは尾状突起が無いことで見分けることができます。

ムラサキシジミの写真集

東京都千代田区

2017年7月2日東京都千代田区のムラサキシジミ
2017年7月2日東京都千代田区のムラサキシジミ

東京都千代田区で観察したムラサキシジミです。ムラサキシジミは東京都心でも比較的普通に見られます。

千葉県流山市

2016年2月14日千葉県流山市のムラサキシジミ

千葉県流山市で観察したムラサキシジミです。この個体を観察したの葉2月です。ムラサキシジミは成虫で越冬するため、冬季でも暖かい日であれば冬眠から目覚めて飛び回ります。この日は20℃を越えるような気温であったため、冬眠から覚めたムラサキシジミが飛んでいました。

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