ウラクロシジミは、ゼフィルスと呼ばれるシジミチョウ科の1群の中の1種で、主に山地に生息する蝶です。6月から7月頃に成虫が見られ、主に夕方に活発に活動します。
この記事では、これまでに観察したウラクロシジミの写真を紹介します。
ウラクロシジミの紹介
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
生息環境 | 山地 |
発生回数 | 年1回 |
成虫が見られる時期 | 6月から7月頃 |
越冬の状態 | 卵で越冬 |
食草 | マンサク、マルバマンサク |
亜種 | なし |
ウラクロシジミは北海道から九州まで広く分布する蝶で、主に山地に生息します。成虫は年1回の発生で、6月から7月頃に見られます。越冬は卵でして、4月頃に孵化して5月頃に蛹になります。
オスは基本的に夕方に活発に活動し、18時頃が活動のピークになります。活動時間帯はそれほど高くない位置を緩やかに飛翔します。一方でメスは明確な活動時間はなく、葉の上で静止していることが多いです。
ウラクロシジミはゼフィルスと呼ばれるシジミチョウ科の1群の中の1種です。
ウラクロシジミの写真集
2023年7月14日に福島県猪苗代町でウラクロシジミを観察しました。17時頃になると、銀色のゼフィルスがチラチラと飛び始めました。銀色のシジミチョウ科の蝶と言えばウラクロシジミです。かなり離れた場所に止まっていたため、良い写真を残すことができず、証拠写真程度となってしまいました。
富山県南砺市
富山県と石川県の県境にある医王山でウラクロシジミを観察しました。医王山はゼフィルスが多産する場所で有名で、これまでにアイノミドリシジミやジョウザンミドリシジミ、エゾミドリシジミなど、非常に多くのゼフィルスを観察しました。短い滞在時間ではありましたが、ウラクロシジミも複数頭観察することができました。この写真の2頭の個体は翅が痛んでおらず非常に美しい個体であったことから、まだ羽化してそれほど日数が経過していないと考えられます。
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