スギタニルリシジミは北海道から九州まで広く分布しますが、主に山地に生息することと、春先の4月頃にしか発生しないため、普段の生活の中で見る機会は決して多くない蝶です。
この記事では、これまでに観察したスギタニルリシジミの写真を紹介します。
スギタニルリシジミの紹介
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
生息環境 | 山地 |
発生回数 | 年1回 |
成虫が見られる時期 | 4月頃 |
越冬の状態 | 蛹で越冬 |
食草 | トチノキ、ミズキなど |
亜種 | なし |
スギタニルリシジミは年1回の発生で、春先の4月頃にのみ成虫が見られる蝶です。分布は北海道から九州までと広く、北海道では平地から低山地に生息し、本州や四国、九州では主に山地に生息します。日中は樹の周りを飛翔し、よく地面に吸水に降りてきます。幼虫は基本的にトチノキの花蕾を食べて成長しますが、トチノキが無い場所では、ミズキなどを食べます。
ルリシジミと見た目がよく似ており、生息地も重なる場合も多いため、同定には注意が必要です。
スギタニルリシジミの見分け方
スギタニルリシジミはルリシジミやヤクシマルリシジミ、サツマシジミと見た目が良く似ます。スギタニルリシジミは、翅の裏面が褐色みを帯びることと、後翅の裏面の黒点が分離と結合のどちらも現れることが特徴です。
スギタニルリシジミの写真集
福島県下郷町
福島県下郷町でスギタニルリシジミを観察しました。スギタニルリシジミは4月頃にのみ見られる蝶で、これまで観察する機会はそれほど多くはありませんでした。地面に吸水にきたスギタニルリシジミを撮影することができました。
東京都八王子市
東京都八王子市でスギタニルリシジミを観察しました。スギタニルリシジミは全国的に数を減らしていますが、東京都内でもまだ観察することができます。八王子市には安定して生息しており、市内の林道を歩いていたところスギタニルリシジミと出会うことができました。
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