オオゴマダラは日本では主に沖縄県に生息する蝶で、沖縄県の県蝶に指定されています。日本では最も大きい蝶の1種で、ふわふわとゆっくり飛翔します。
この記事では、これまでに観察したオオゴマダラの写真を紹介します。
オオゴマダラの紹介
分布 | 喜界島、沖縄島以南 |
生息環境 | 平地、低山地 |
発生回数 | 周年 |
成虫が見られる時期 | 周年 |
越冬の状態 | 周年 |
食草 | ホウライカガミ |
亜種 | 沖縄亜種、八重山亜種 |
オオゴマダラは日本最大級の大きさを誇る蝶で、沖縄県に生息しています。沖縄以北では、1974年から喜界島に定着が確認されていますが、近年は減少傾向にあり、喜界島では保護されています。
沖縄県では沖縄の県蝶に指定されています。その理由として、県のホームページでは以下の通り紹介されています。
中琉球が分布の北限にあたること、沖縄の自然の豊かさの象徴として自然環境の保全・再生の普及啓発を図ること、沖縄県では広域分布種であり、広く県民に親しまれているという理由で「オオゴマダラ」が県の蝶に選ばれました。
引用:沖縄県HP(https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/kenchou.html)
沖縄島では成虫は3~11月頃に見られ、4月~7月頃が最も多く見られます。八重山諸島では12月以降も成虫が観察できます。
飛び方は非常に緩やかで、ふわふわと飛翔し、林の中に静止したり花の蜜を吸ったりします。日本国内には見た目が似た種はいないため、見分けるのに苦労することはありません。
オオゴマダラの写真集
沖縄県名護市
オオゴマダラは昆虫館などではよく見ていた蝶ですが、野生のオオゴマダラを見るのは初めてでした。黄金に輝く蛹が有名ですが、成虫もとても綺麗な模様をしています。非常に大きなタテハチョウ科で、とてもインパクトの強い蝶です。
(参考)飼育個体
飼育環境下でのオオゴマダラの蛹です。オオゴマダラの蛹は黄金色をしていることで有名です。非常に美しい色をした蛹です。
飼育環境下で花の蜜を集団で吸うオオゴマダラの成虫です。オオゴマダラは花の蜜をよく吸う傾向があります。
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