クワガタのメスを見つけたんだけど、これが何クワガタかわからない。
オオクワガタが好きだから、オオクワガタだと良いんだけど。。。
クワガタはオスは比較的簡単に見分けられますが、メスはどれも見た目がよく似ていて、慣れないと見分けるのは簡単ではありません。
一方で、クワガタのメスはしっかり特徴をおさえておけば、見分けるのは不可能ではありません。この記事では、オオクワガタのメスの見分け方を徹底的に解説します。
オオクワガタを産卵させたいけど、どうしたら良い?
オオクワガタに関する産卵セットの組み方に関する疑問についてもこの記事で解説をしていきます。
オオクワガタの紹介
オオクワガタの生息環境
オオクワガタは”大型のクワガタ”という意味で、飼育下では90mmを越える大きさの個体もおり、日本では最大級のクワガタです。
日本国内ではほぼ全域に生息していますが、生息地はブナの原生林やクヌギの台木に集中していて、非常に局地的な分布となります。
オオクワガタは他のクワガタと同様に、クヌギやコナラなどの樹液をエサとします。活動時間は夜間ですが、警戒心が非常に強くすぐに隠れてしまうため、野生のオオクワガタを観察するハードルは非常に高いと言えます。
オオクワガタの寿命
オオクワガタは寿命が長いことが特徴です。通常は越冬をして2~3年程度は生きます。飼育環境が良ければ4~5年生き延びることもあります。飼育も比較的容易な部類なので、飼育初心者にもオススメのクワガタと言えます。
オオクワガタのメスの見分け方
オオクワのメスの特徴①:大きさは”大”
オオクワガタのメスは大きさが25 – 61.5mmであり、他のクワガタと比較すると大きいのが特徴です。
種類毎のクワガタのメスの大きさは下表の通りです。オオクワガタだけが大型ですので、オオクワガタは大きさで概ね見分けることができます。ただし、オオクワガタのメスでも比較的小さい個体もいますので注意が必要です。
ノコギリクワガタ | 19.5 – 41mm |
コクワガタ | 20 – 38mm |
ミヤマクワガタ | 25 – 48.8mm |
本土ヒラタクワガタ | 20mm – 35mm |
オオクワガタ | 25mm – 61.5mm |
オオクワのメスの特徴②:真っ黒でツヤと筋がある
オオクワガタの最大の特徴は、体が真っ黒でツヤと筋があることです。この点を押さえておくと迷うことは無くなります。
ヒラタクワガタのメスも同じような特徴を持っていますが、ヒラタクワガタよりも筋が明確であることで見分けることができます。
オオクワのメスの特徴③:体が丸っこい
オオクワのメスの最後の特徴は、体が丸っこいことです。コクワガタやヒラタクワガタのメスと比較すると、全体的に丸っこいことで見分けることができます。
オオクワガタのメスの見分け方まとめ
最後にオオクワガタのメスの見分け方をまとめます。
- 特徴①:大きさは”大”
- 特徴②:真っ黒でツヤと筋がある
- 特徴③:体が丸っこい
オオクワガタは日本全国に広く分布しているクワガタですが、野生で見る機会は滅多にない種ですが、ライトトラップで採集できる種です。上の特徴の中で、特徴①の大きい点と、特徴②のツヤと筋がある点で見分けることができます。
クワガタのメスの見分け方に迷ったら、この記事を参考にしていただければと思います。
オオクワガタの産卵方法~産卵セットの組み方~
次にオオクワガタを産卵させる方法を紹介します。産卵をさせるためには、まずは交尾を終えている必要があります。交尾の方法など詳細は以下の記事をご覧ください。ここでは、産卵セットの組み方のみ抜粋して紹介します。
産卵させる時期
産卵はいつでも可能というわけではありません。産卵には温度が重要です。気温が20℃から28℃で安定している時期にオオクワガタはよく産卵します。
気温が20℃を下回るようになると、オオクワガタの活動が低下します。また、オオクワガタは30℃以上の高温には強くありません。
オオクワガタの産卵セットの組み方
交尾を終えたオオクワガタは、産卵セットを組んでその中に入れると卵を産み始めます。まずは産卵セットの組み方を解説します。
オオクワガタを産卵させるためには、次の手順で産卵セットを組みます。
産卵セットを組む具体的な手順
以下では、それぞれのステップに分けて具体的に解説をします。
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