オオクワガタを飼育してみたいけど、一般的にオオクワガタの値段ってどれぐらいなんだろう?
オオクワガタは日本で最も人気のあるクワガタムシの1種で、飼育をしてみたいと考えている人も多いと思います。
過去には天然のオオクワガタは数百万円で取引されることがあったため、オオクワガタは高額であるという印象を持っている人も多いと思います。
ですが、現在はオオクワガタの値段は比較的安定しており、大きさや産地を問わなければ数千円程度で購入することができるようになっています。この記事では、オオクワガタ初心者さん向けに、オオクワガタの一般的な相場を解説します。
オオクワガタの紹介
オオクワガタの生息環境
オオクワガタは”大型のクワガタ”という意味で、飼育下では90mmを越える大きさの個体もおり、日本では最大級のクワガタです。
日本国内ではほぼ全域に生息していますが、生息地はブナの原生林やクヌギの台木に集中していて、非常に局地的な分布となります。
オオクワガタは他のクワガタと同様に、クヌギやコナラなどの樹液をエサとします。活動時間は夜間ですが、警戒心が非常に強くすぐに隠れてしまうため、野生のオオクワガタを観察するハードルは非常に高いと言えます。
オオクワガタの寿命
オオクワガタは寿命が長いことが特徴です。通常は越冬をして2~3年程度は生きます。飼育環境が良ければ4~5年生き延びることもあります。飼育も比較的容易な部類なので、飼育初心者にもオススメのクワガタと言えます。
オオクワガタが高価である理由と値段を決める要因
オオクワガタが高価である理由
オオクワガタが高価である理由は、野生の個体の採集が難しいからです。
オオクワガタは日本に広く分布していますが、生息地は局地的であり、オオクワガタの産地には簡単にたどり着けません。また、オオクワガタは性格が臆病で警戒心が非常に強いため、人が近づくとすぐに隠れてしまうため、野生のオオクワガタを観察する機会はほとんどありません。昔は”幻のクワガタ”と呼ばれることもありました。
これに対して、日本に生息するコクワガタやノコギリクワガタ、ミヤマクワガタは野生個体が比較的簡単に見つけられます。この”レア度”がオオクワガタが高価である理由の1つです。
オオクワガタの値段を決める要因
オオクワガタの値段を決める要因は、主に”産地”と”大きさ”です。
前述の通り、オオクワガタは山地が局地的で、産地によっては個体数が少ない場所もあります。そういった場所のオオクワガタは”レア度”がより高くなり、値段が上がります。一方で、人口飼育の個体で産地がよくわからなくなった個体は比較的安価で販売されています。
また、大きさはオオクワガタの値段に大きく影響します。野生のオオクワガタであれば、多くの場合は40mmから70mmであり、70mmを越える野生個体は滅多に観察できません。一方で、人工飼育の個体は野生個体より大きく、70mmを越える個体は沢山いますが、80mmを越えるような個体は少数です。
珍しい産地での大型個体は、今でも高値で販売されています。
オオクワガタの一般的な相場
オオクワガタは、産地や大きさを選ばなければオスとメスのペアで5000円程度で購入することができます。
オオクワガタは通販やホームセンターで購入することができます。夏の時期になるとペットショップなどでも売られていることがあります。産地不明で大きさがオスで50mm程度の個体であれば、5,000円前後で売られていることがあります。特に、新成虫で性成熟しておらず、まだ産卵ができない個体は安価で購入することができます。
この様に、比較的安価で販売されている個体がいる一方で、オオクワガタは個体により値段が大きく異なり、珍しい産地の大型個体は数万円で販売されていることもあります。最近のオオクワガタの販売価格を調べてみましたので、購入の参考にしてみて下さい。
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