オーストラリアのオーストラリアン・バタフライサンクチュアリをご存じでしょうか?
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリは世界最大級の蝶観察施設で、ケアンズからキュランダ鉄道でアクセスができます。キュランダ鉄道自体が観光列車となっており、走行中は壮大な景色を楽しむこともできます。
この記事ではキュランダ鉄道とオーストラリアン・バタフライサンクチュアリを紹介します。
キュランダ鉄道の紹介
国 | オーストラリア |
地域 | ケアンズ駅からキュランダ駅まで |
乗車時間 | 1時間45分程度 |
見どころ | バロン滝、オーストラリアン・バタフライサンクチュアリ |
キュランダ鉄道は総延長約33kmの高原を走行する観光列車です。ケアンズからキュランダまで約1時間45分かけて山や谷をゆっくりと走行し、車窓から壮大な大自然を観察できます。
キュランダ鉄道は1891年に開通し、当初は鉱山物資を運搬する鉄道でした。観光列車としては1936年頃から運行を開始しています。開業から100年以上経過していますが、しっかりと手入れがされており、車内も綺麗で安心して乗車することができます。
走行途中はバロン滝をはじめとした壮大な自然を楽しむことができ、終着駅であるキュランダ駅ではオーストラリアン・バタフライサンクチュアリで蝶を楽しむことができます。
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリの紹介
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリはキュランダの中心部にある世界最大級の蝶観察施設です。3666㎡の巨大な園内に約2000羽の蝶が飛び交っています。その中でも特に見るべき蝶はユリシスと呼ばれるアゲハチョウ科の蝶です。 翅の表面が青色に光り輝く非常に美しい蝶で、幸福を呼ぶと言われている蝶です。園内では多くのユリシスを観察することができます。ユリシス以外にも多くの美しい蝶が飛び交っており、長い時間楽しむことができます。
この施設はポール・ライト氏によって創業されました。キュランダは自然豊かな場所で、多くの蝶が飛び交う場所であったため、蝶の観察施設を造るには最高の場所でした。
キュランダ鉄道で行くオーストラリアン・バタフライサンクチュアリ
キュランダ鉄道にはケアンズ駅から乗車することができます。ケアンズから概ね1時間45分程度でキュランダに到着します。
キュランダ鉄道はレトロな雰囲気がある観光列車として運行されています。1891年に運行が始まり、もう100年以上が経っている歴史ある鉄道です。
乗車すると”観光列車”という感じの内装です。あまりスピードを出さずにゆっくり走行していきます。キュランダまでは1時間45分程度かかりますが、車窓からの景色が壮大で時間がすぐに過ぎてしまいます。
車窓からの景色は最高です。壮大な景色が広がります。
キュランダに向かう途中で見えるバロン滝です。壮大な自然に圧倒されます。
ケアンズ駅を出発してから大体1時間45分が経つとキュランダ駅に到着します。キュランダ駅も維持管理がしっかりしており、とても綺麗な駅でした。
そしていよいよ目的のオーストラリアン・バタフライサンクチュアリに向かいます。キュランダ駅からオーストラリアン・バタフライサンクチュアリまでは徒歩で大体20分程度です。そして、遂に目的にに到着しました。
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリの中は非常に広く、多くの蝶が飛び回っています。3666㎡の園内に約2000羽の蝶が飛び交っています。
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリには非常に多くの蝶がいますが、そのうちの数種類が紹介されていました。
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリで見た蝶
オーストラリアン・バタフライサンクチュアリで観察した蝶のうち、何種類かを紹介します。ここで紹介する蝶以外にも非常に多くの蝶が観察できました。
英名:Ulysses Swallowtail(和名:オオルリアゲハ)
最初に紹介するのはUlysses Swallowtailというアゲハチョウ科の蝶です。別名として、「Ulysses Butterfly」「Mountain Blue Butterfly」と呼ばれることもあります。大きさは♂が106mm、♀が108mm程度の大型の蝶です。日本語ではオオルリアゲハと呼ばれます。この蝶はオーストラリアを代表する美しい蝶で、オーストラリアでは北東の一部の地域にのみ生息しています。
英名:Orchard Swallowtail
続いて紹介する蝶は、Orchard Swallowtailというアゲハチョウ科の蝶です。別名として、「Large Citrus Butterfly」「Orchard Butterfly」と呼ばれることもあります。翅の大きさは♂で102mm、♀で108mmの大型の蝶です。オーストラリアでは東部では広く分布し、中部や北部、南部でも局地的に生息しています。
英名:Cairns Birdwing(和名:ケアンズトリバネアゲハ)
続いてCairns Birdwingを紹介します。別名として、「Cooktown Birdwing」「Northern Birdwing」とも呼ばれます。日本名としてはケアンズトリバネアゲハと呼ばれます。大きさは♂で125mm、♀で150mmと非常に大型の蝶です。翅の模様が美しく、人気のある蝶です。オーストラリアでは北東の一部の地域にのみ生息しています。
英名:Cruiser
続いて紹介するのはCruiserです。大きさは♂が75mm、♀が82mm程度で、タテハチョウ科の蝶の中では大型の部類に入ります。この写真は♀です。♂は♀と比較して白帯が無く、地味な模様になります。オーストラリアでは北東部の一部の地域にのみ生息しています。
英名:Bordered Rustic
Bordered Rusticは中型のタテハチョウ科の蝶です。別名として、「Australian Rustic」「Northern Rustic」とも呼ばれます。大きさは♂が47mm、♀が53mm程度です。オーストラリアでは北東部の海岸沿いに生息しています。
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