ゴイシシジミ～珍しい？生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説～

ゴイシシジミは日本で唯一の純肉食性の蝶です。タケやササ類に付くアブラムシを食べて幼虫が成長します。分布は広いのですが、生息地は局所的で、見る機会はそれほど多くない蝶です。

この記事では、これまでに観察したゴイシシジミの写真を紹介します。

ゴイシシジミの紹介

ゴイシシジミは年に４～５回程度発生を繰り返し、成虫は５月から１０月頃まで見られます。日本で唯一の純に肉食性の蝶で、タケやササ類に付くアブラムシを食べて幼虫が成長します。北海道から九州まで広く分布しますが、生息地は局所的で、見る機会はそれほど多くない蝶です。

地理的な変異はほとんどなく、日本に生息するゴイシシジミは全て本州をタイプ山地とする名義タイプ亜種とされていますが、本州の中部地方のゴイシシジミは大型になる傾向があります。

群馬県嬬恋村で観察したゴイシシジミです。標高1,700m以上ある場所でゴイシシジミを見つけました。ゴイシシジミは飛んでいると黒色に見えます。

山梨県北杜市で観察したゴイシシジミです。中部地方のゴイシシジミは大型になる傾向があり、この個体はこれまで見た中で一番大きな個体でした。これまで、ゴイシシジミが複数頭見られる場所はありませんでしたが、この場所はゴイシシジミの生息密度が高く、複数頭のゴイシシジミを観察することができました。

岐阜県中津川市で観察したゴイシシジミです。ササの裏側に生息するアブラムの近くに産卵しています。幼虫はアブラムシを食べて成長する純肉食性です。

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