この記事ではオーストラリア北東部に生息するGreen-banded Line Blueという美しい蝶を紹介します。
Green-banded Line Blueの紹介
名前 | Green-banded Line Blue |
別名 | Tailed Green-banded Blue |
大きさ | ♂は29mm、♀は28mm |
似た蝶 | Small Green-banded Line BlueとLarge Green-banded Line Blue |
Green-banded Line Blueはオーストラリアのケアンズ近郊に生息する蝶です。それほど珍しい蝶ではありませんが、生息地が広くないため、見られる地域は限定的です。
成虫は林冠や幼虫の食草の周辺をよく飛びます。幼虫の食草の新芽が成長するタイミングで多くの個体が出現します。
Green-banded Line Blueを見た感想
私はオーストラリアのケアンズ近郊にあるパロネラパークに観光に行った時にこの蝶を観察しました。日本では見たことないがない蝶でしたので、必ず撮影をしたいと思い、飛び回る蝶を追いかけて撮影に成功しました。この蝶は図鑑で調べると林冠を飛ぶことが多いようですが、この時は比較的低い場所で飛翔していました。
黒と白と青緑色の独特の翅の模様は、日本では見ることができません。翅の表面は残念ながら観察することはできませんでしたが、図鑑で調べると♂は青色、♀は裏面と同じような模様(黒と白と青い帯)をしているようです。
オーストラリアの中でも、ケアンズを含む北東の限られた地域にのみ生息する蝶です。図鑑では「common but local」と記載されていたため、個体数は比較的安定していると思われますが、ピンポイントでしか出会えない蝶ですので、偶然にもこの蝶に出会えたのは幸運でした。
幼虫の食草として図鑑には「new soft shoots pf Entada phaseoloides」と記載がありました。「Entada phaseoloides」を検索してみると、日本語では「モダマ」とのことです。
ケアンズ近郊は多くの蝶が生息する場所ですので、興味がある方は是非ケアンズを訪れてみて下さい!
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