ヒメウラナミジャノメは北海道から九州まで広く日本に分布し、全国で最も普通に見られる蝶の1種です。都市近郊でも普通に見られます。ヒメウラナミジャノメは小型のウラナミジャノメの意味で名付けられました。
この記事では、これまでに観察したヒメウラナミジャノメの写真を紹介します。
ヒメウラナミジャノメの紹介
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
生息環境 | 平地、低山地 |
発生回数 | 年2回程度 |
成虫が見られる時期 | 4月から10月頃まで |
越冬の状態 | 幼虫で越冬 |
食草 | チヂミザサ、ススキなど |
亜種 | なし |
ヒメウラナミジャノメは北海道から九州までの全国各地で普通に見られる蝶です。都市近郊でもよく見られ、東京23区内でも広く生息しています。生息環境は主に平地や低山地ですが、山地でも見られます。飛翔は緩やかで飛び跳ねるように飛翔し、花の蜜をよく吸います。ヒメウラナミジャノメは、近縁種のウラナミジャノメに見た目がよく似るため、同定には注意が必要です。
ヒメウラナミジャノメの見分け方
ヒメウラナミジャノメは近縁種であるウラナミジャノメと見た目がよく似ます。ここでは、ウラナミジャノメとの見分け方を紹介します。
ヒメウラナミジャノメは、後翅の裏面の眼状紋が、通常は2個+3個の計5個あるのが特徴です。これに対して、ウラナミジャノメは通常1個+2個の計3個しかありません。
また、見た目以外にも、ウラナミジャノメは関東地方や東北地方、北海道などには生息していませんので、生息地でもある程度見分けることができます。
ヒメウラナミジャノメの写真集
栃木県宇都宮市
栃木県宇都宮市で観察したヒメウラナミジャノメです。ヒメウラナミジャノメは低い場所を飛び跳ねるように飛翔し、葉っぱの上によく止まります。
茨城県桜川市
茨城県桜川市で観察したヒメウラナミジャノメです。この写真のように、翅を広げて止まることも良くあります。
茨城県牛久市
茨城県牛久市で観察したヒメウラナミジャノメです。ヒメウラナミジャノメは花の蜜を吸う姿がよく見られます。
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