ホソオチョウは上記の通り、元々日本に生息していなかった外来種です。1978年に東京都で最初に確認され、その後日本の各地で発生が確認されました。
この記事では、これまでに観察したホソオチョウの写真を紹介します。
ホソオチョウの紹介
分布 | 本州、九州 |
生息環境 | 河川敷など |
発生回数 | 年3~4回 |
成虫が見られる時期 | 4月頃から10月頃まで |
越冬の状態 | 蛹で越冬 |
食草 | ウマノスズクサ |
亜種 | なし |
ホソオチョウは元々日本に生息していなかった外来種です。1978年に東京都で最初に確認され、その後日本の各地で発生が確認されました。増えた理由は”人為的な放蝶”、つまり人の手によって韓国(推定)から持ってこられました。その名の通り細い尾が特徴で、飛び方は非常に緩やかです。幼虫の食草はウマノスズクサです。在来種であるジャコウアゲハの幼虫と同じ食草であるため、その競合が懸念されています。
過去、蝶の観察の際に出会った方が内緒話として話してくれたのですが、その方は”ホソオチョウを日本に持ってきた人を知っている”と言っていました。その発言が本当かどうかは不明ですが、元々生息していなかった蝶がいきなり日本で増えたことを考えると、人為的に持ち込まれたことは間違いないと思われます。
現在は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき「生態系被害防止外来種リスト」に入っています。
ホソオチョウの写真集
岐阜県揖斐川町
2009年8月25日と2011年8月18日に岐阜県の揖斐川町でホソオチョウを観察しましたので、以下ではその時に観察できたホソオチョウを紹介します。岐阜県揖斐川町にホソオチョウが生息するという情報を入手して周辺を歩きました。周辺の環境は以下写真の通りです。
ここで、数頭のホソオチョウを観察することができました。他に似た種はいないため、見た瞬間ホソオチョウとわかります。色・模様も独特ですし、何よりもこんな飛び方をする蝶はこの時期・この場所に他にはいません。非常に緩やかにふわふわと浮いているように飛んでいるホソオチョウをすぐに見るけることができました。
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