イシガケチョウはイシガキチョウとも呼ばれることがあり、翅が石崖(石垣)に擬態したような模様であることから名付けられました。本州の南部と四国、九州、沖縄に分布し、個体数は多く各地で普通に見られます。
この記事では、これまでに観察したイシガケチョウの写真を紹介します。
イシガケチョウの紹介
分布 | 本州、四国、九州、沖縄 |
生息環境 | 平地、山地 |
発生回数 | 年3~5回程度 |
成虫が見られる時期 | 周年 |
越冬の状態 | 成虫で越冬 |
食草 | イヌワビ、ホソバイヌワビなど |
亜種 | なし |
イシガケチョウは本州南部と四国、九州、沖縄に分布しており、各地で普通に見られます。分布は徐々に北上しており、島根県や岡山県、兵庫県などではすでに定着が確認されています。南西諸島では周年で発生しており、冬季でも見られます。それ以外の地域でも年に複数回発生し、成虫で越冬します。
活動時間は主に日中で、滑空するように緩やかに飛翔し、花の蜜をよく吸います。地面から吸水する姿もよく見られます。
イシガケチョウの写真集
長野県飯田市での生態写真
徐々に分布を北上しているというイシガキチョウ、この日は長野県飯田市で観察しました。4頭のイシガキチョウを観察しました。なかなか止まらなかったため、良い写真を撮影することはできませんでしたが、イシガキチョウであることはギリギリわかるかと思います。
沖縄県石垣市での生態写真
沖縄県の石垣島でイシガケチョウを観察しました。この時は非常に多くの個体が観察でき、個体数が多いことを実感しました。多くの個体が花の蜜を吸っていました。飛び方は非常に緩やかで、滑空するように飛んではすぐ止まるという行動を繰り返していました。
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