ベニヒカゲは北海道では標高800m程度の場所にも生息しますが、本州では「高山蝶」と呼ばれ、主に標高1,800m以上の高山に生息する蝶です。
この記事では、これまでに観察したクモマベニヒカゲの写真を紹介します。
クモマベニヒカゲの紹介
分布 | 北海道、本州 |
生息環境 | 高山 |
発生回数 | 3年に1回 |
成虫が見られる時期 | 7月から8月頃 |
越冬の状態 | 卵と幼虫で越冬 |
食草 | イワノガリヤスなど |
亜種 | 北海道亜種、本州亜種 |
クモマベニヒカゲは北海道と本州に生息し、北海道では標高800m程度の場所にも生息しますが、本州では主に標高1,800m以上の高山に生息する蝶で、「高山蝶」と呼ばれます。近縁種のベニヒカゲよりも標高の高い場所に生息します。「高山蝶」と呼ばれる蝶は日本には以下の13種類が生息しています。
成虫は近縁種のベニヒカゲよりも発生時期はやや早く、7月から8月頃に見られます。一世代の交代に3年を要し、1年目の冬は卵で越冬し、2年目の冬は幼虫で越冬し、3年目で蛹化して成虫になります。
クモマベニヒカゲの見分け方
クモマベニヒカゲと見た目がよく似た種としてベニヒカゲがいます。ベニヒカゲとの見分け方は、翅の縁毛が白く目立ち、また後翅の裏面に眼状紋と白帯が発生する点です。それに対してベニヒカゲは、翅の縁毛が目立たないことと、後翅の裏面に淡色の帯があることです。
クモマベニヒカゲの写真集
長野県駒ヶ根市
長野県の駒ヶ岳でクモマベニヒカゲを観察しました。この日は天気が悪く、基本的に曇りであったため、蝶が飛ぶ環境ではありませんでした。その中でも、時々晴れ間がのぞくタイミングで数頭のクモマベニヒカゲが飛び始めました。近づいての撮影ができなかったため、望遠での写真となります。
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