クモマツマキチョウは、標高が高い場所にのみ生息するため、”高山蝶”と呼ばれることもある蝶です。
この記事では、これまでに観察したクモマツマキチョウの写真を紹介します。
クモマツマキチョウの紹介
分布 | 本州 |
生息環境 | 高山 |
発生回数 | 年1回 |
成虫が見られる時期 | 5月下旬頃から6月頃まで |
越冬の状態 | 蛹で越冬 |
食草 | ミヤマハタザオ、イワハタザオなどのアブラナ科 |
亜種 | 飛騨山脈亜種、赤石山脈・八ヶ岳亜種 |
クモマツマキチョウは高山蝶の1種とされ、主に標高1,000m~2,000mの高山に生息します。オスは前翅の先端が鮮やかな橙色になるのが特徴です。成虫は年1回の発生で、標高1,000m程度の場所では4月下旬頃から見られ、標高が高くなるに従い発生時期は遅くなります。標高1,500mあたりでは5月下旬頃から6月頃にかけて見られ、標高2,000m付近では7月頃に見られます。
クモマツマキチョウの写真集
長野県大町市
扇沢は黒部ダム観光の出発点になる場所であり、標高は1,300m程度です。一見、特に特徴がある場所には見えませんが、扇沢の爺ヶ岳登山口付近には高山蝶であるクモマツマキチョウが生息しています。午前と午後でクモマツマキチョウが見られる場所が変わり、午前中は沢の右岸側で、午後になると沢の左岸側でよく見られます。クモマツマキチョウの発生時期は5月中旬頃からで、その頃には多くの蝶愛好家がカメラを持って周辺を歩いている姿が見られます。
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