タイワンクロボシシジミ~珍しい?生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

蝶の図鑑
こんにちは!Nao(Xアカウント:@fujimidori123)です!

タイワンクロボシシジミは、台湾に産し、後翅裏面の目立つ黒点があるシジミチョウの意味で名付けられました。元々は沖縄島には生息していませんでしたが、1970年に初めて採集され、徐々に分布を北上している蝶の1種です。

この記事では、これまでに観察したタイワンクロボシシジミの写真を紹介します。

タイワンクロボシシジミの紹介

2016年3月20日沖縄県石垣市のタイワンクロボシシジミ
分布沖縄、奄美諸島
生息環境平地
発生回数ほぼ周年
成虫が見られる時期ほぼ周年
越冬の状態ほぼ周年
食草アカメガシワ、アカギモドキなど
亜種なし

タイワンクロボシシジミは沖縄と奄美諸島に生息する蝶で、徐々に分布を北に広げています。以前は沖縄島には生息していませんでしたが、1970年に初めて採集されており、1973年頃には沖縄島でも普通種になりました。その後、奄美大島では1990年に初めて記録され、現在では普通種になっています。南西諸島では最普通種の1種です。

成虫は年に複数回発生し、八重山諸島では12月や1月でも成虫が見られ、周年で発生しています。

活動時間は日中で、ゆっくりと飛翔し、花の蜜をよく吸います。

タイワンクロボシシジミの写真集

沖縄県石垣市

2016年3月20日沖縄県石垣市のタイワンクロボシシジミ

2916年に沖縄県の石垣島でタイワンクロボシシジミを観察しました。非常に擦れた個体であったため、黒点はほぼ消滅してしまっていますが、わずかに残った黒点からタイワンクロボシシジミとわかりました。翅を半開して止まる個体を観察しました。

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