ウラミスジシジミは別名ダイセンシジミとも呼ばれ、北海道から九州まで広く分布するシジミチョウ科の蝶です。生息地は基本的に局地的で、個体数もそれほど多くない蝶です。
この記事では、これまでに観察したウラミスジシジミの写真を紹介します。
ウラミスジシジミの紹介
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
生息環境 | 平地・山地 |
発生回数 | 年1回 |
成虫が見られる時期 | 6月から7月頃(メスは9月頃まで) |
越冬の状態 | 卵で越冬 |
食草 | クヌギ、カシワなど |
亜種 | なし |
ウラミスジシジミはゼフィルスと呼ばれるシジミチョウ科の1群の中の1種です。成虫は年1回発生し、6月から7月頃に見られます。メスは産卵のため9月頃まで見られます。
昼間は基本的に活動せず、食樹の葉の上でじっとしていることが多いです。活動時間は基本的に夕暮れ時で、15時頃から活動を開始し、16時から17時頃がピークとなります。明確な占有行動はせずに木の周辺を飛び回ります。
生息する地域による変異があり、東北地方南部や関東、中部(長野県以外)、近畿、中国、九州に生息する個体はケルキボルス型となり、一方で北海道や東北地方北部と長野県では銀白条の模様が不規則に乱れるシグナタ型が発生することがあります。
ウラミスジシジミの写真集
福島県猪苗代町
この日は昼過ぎまではウラミスジシジミの姿は見つけられませんでしたが、15時過ぎ頃になると活動時間に入り、連続して2頭のウラミスジシジミが観察できました。
2023年に表磐梯でウラミスジシジミを観察しました。この日は多くのウラミスジシジミが観察でき、午前7時に現地に到着して、その後30分程度の間に4頭のウラミスジシジミが観察できました。
ウラミスジシジミは地域による変異が大きい蝶でケルキボルス型とシグナタ型の2種類がいます。磐梯山で観察した個体はケルキボルス型のウラミスジシジミでした。
2017年に福島県の磐梯山でウラミスジシジミを観察しました。磐梯山はゼフィルスが非常に多く生息する場所です。これまでに、ジョウザンミドリシジミやエゾミドリシジミ、アイノミドリシジミなどを観察してきました。これまでに何度も磐梯山に通っていますが、ウラミスジシジミを観察したのは1度だけです。ジョウザンミドリシジミやエゾミドリシジミと比較すると、ウラミスジシジミの生息数は多くありません。
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