ヤマトスジグロシロチョウは、エゾスジグロシロチョウ属を再検討した結果、独立した種となった蝶です。北海道から九州まで広く日本に分布し、個体数も比較的多く、よく見られる蝶ですが、エゾスジグロシロチョウやスジグロシロチョウと見た目が非常に良く似ており、同定には注意が必要です。
この記事では、これまでに観察したヤマトスジグロシロチョウの写真を紹介します。
ヤマトスジグロシロチョウの紹介
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
生息環境 | 平地、山地 |
発生回数 | 年4回程度 |
成虫が見られる時期 | 4月から10月頃まで |
越冬の状態 | 蛹で越冬 |
食草 | ヤマハタザオ、イワハタザオなど |
亜種 | なし |
ヤマトスジグロシロチョウは以前は分類されていなかった種ですが、エゾスジグロシロチョウ属を再検討した結果独立種になった蝶です。北海道から九州まで広く分布し、平地から山地まで様々な環境で見られます。北海道に生息するエゾスジグロシロチョウと、北海道や本州などに生息するスジグロシロチョウと見た目が非常に良く似ており、見た目で見分けるのは困難な場合があります。同定には注意が必要です。
成虫は年複数回の発生で、4月から10月頃まで長い期間見られます。個体数は多く、各地で比較的よく見られますが、前述の通りスジグロシロチョウなどと見た目が似ているため、同定には注意が必要です。日中、林道などを緩やかに飛翔し、花の蜜をよく吸います。春に羽化する春型と、夏に羽化する夏型で模様が異なります。
ヤマトスジグロシロチョウの写真集
栃木県那須塩原市
栃木県那須塩原市で観察したヤマトスジグロシロチョウです。ヤマトスジグロシロチョウは春型と夏型で模様が異なります。この個体は8月に観察した個体であり、夏型です。
長野県安曇野市
長野県安曇野市で観察したヤマトスジグロシロチョウです。この個体は5月に観察した個体であり、春型です。
長野県駒ヶ根市
長野県駒ケ根市で観察したヤマトスジグロシロチョウです。この個体は8月に観察した個体ですが、春型と思われます。
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